【健常者の方に読んでほしい】重度身体障害者の就労に立ちはだかる壁

重度身体障害者を抱える人は、僕を含め働きたいと思ってる人が多いです。

理由としては、人の役に立ちたい、社会の一員として生きてる実感を得られる、働いて得たお金を生活費や自分の好きなことに使える、といった思いがあるからです。

近年は、在宅ワークの障がい者雇用も増えてきているので、重度の身体障害を抱えていても、働きやすい社会になっています。

でも、制度的な問題で働くのが難しいのです。

それは、働いている間(勤務中)は、在宅ワークであっても、ヘルパーサービスを利用できないことです。

細かな話をすると、利用はできますが、サービス利用が自己負担になるのです。

日常生活における介助支援は、公費が出るので、利用者の自己負担はほぼありませんが、仕事中はそうはいかないのです。

住んでる地域やヘルパー事業所によって違うかもしれないですが、およその自己負担額が1時間あたり、1,500〜2,000円となっています。

だったら、ヘルパーサービスを使わないで働けばいいじゃない?と思うかもしれません。

僕たち重度身体障害者は、自分で体を動かすのが難しいので、トイレに行ったり、ちょっと座り位置を直して、お尻を痛くならないようにしたりするのが、一人では出来ないです。

その為、仕事の間も、誰かの手助けが必要です。

在宅ワークをしていても、親御さんが仕事をしている場合、付きっきりで手助けするのは難しいです。

だからこそ、ヘルパーさんの支援が必要なのです。

しかし、自己負担額が高い…。

仮に、ヘルパーサービスの自己負担額が1時間2,000円、1日8時間勤務したとしても、よほどお給料が高くない限り、どんな仕事をしても給料分のお金は手元に残りません。

僕も、在宅ワークをしていました。

僕の場合は、ずっとヘルパーさんにいてもらうと、自己負担額が高額になってしまうので、仕事の休憩時間だけ、ヘルパーさんを来てもらっていました。

それでも、その時間分の負担額だけで、1ヶ月分のお給料の三分の一をヘルパー事業所さんに払ってました。

実は、仕事の休憩時間であっても、勤務中とみなされるので、自己負担額は発生します。

以上のような制度の決まりがあるので、働きたくても働けない重度身体障害者の方が沢山います。

仕事をしたいけど、ヘルパーサービスを利用しながらだと、負担額が高いし、だからといって、親御さんに手助けしてもらうのも難しいから、就労を諦める人がいます。

また、実際に仕事はしているけど、負担額のことを考えて、1時間とか短い時間だけ、ヘルパーさんに来てもらって、それ以外の時間は1人なので、水分補給やトイレを我慢する人がいます。

皆さんが思ってる以上に、僕たち重度身体障害者は働きたい意欲をもっています!

『働く』という行為は、社会の一員として、誰かの役に立ってるという思いを抱かせてくれるので、自分自身の価値を高めてくれます。

そして、お金を得て、自分らしく生きるために使えますし、働いていく中でその仕事を学び、専門的な知識をつけることで、自己実現を果たすことができます。

障がいを抱えていると、そういった経験がなかなかできないので、尚更憧れますね。

今回説明させていただいた制度について考えると、「障害者は働く能力がない」という偏見がいまだに残ってるような感じがしますが、体は動かなくても、頭はフル回転できるので、働く能力はバリバリありますよ!

重度身体障害者が、生き生きと働ける社会になってほしいです!!

そんな社会が実現したら、逸材が沢山出てくるはずです!!!

僕も例外じゃないけどね!笑

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